(新約聖書)ヨハネの福音書 6章27〜40節
27 なくなってしまう食べ物のためではなく、いつまでもなくならない、永遠のいのちに至る食べ物 のために働きなさい。それは、人の子が与える食べ物です。この人の子に、神である父が証印を押されたのです。」 28 すると、彼らはイエスに言った。「神のわざを行うためには、何をすべきでしょうか。」 29 イエスは答えられた。「神が遣わした者をあなたがたが信じること、それが神のわざです。」 30 それで、彼らはイエスに言った。「それでは、私たちが見てあなたを信じられるように、どんなしるしを行われるのですか。何をしてくださいますか。 31 私たちの先祖は、荒野でマナを食べました。『神は彼らに、食べ物として天からのパンを与えられた』と書いてあるとおりです。」 32 それで、イエスは彼らに言われた。「まことに、まことに、あなたがたに言います。モーセがあなたがたに天からのパンを与えたのではありません。わたしの父 が、あなたがたに天からのまことのパンを与えてくださるのです。 33 神のパンは、天から下って来て、世にいのちを与えるものなのです。」 34 そこで、彼らはイエスに言った。「主よ、そのパンをいつも私たちにお与えください。」 35 イエスは言われた。「わたしがいのちのパンです。わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者はどんなときにも、決して渇くことがあ りません。 36 しかし、あなたがたに言ったように、あなたがたはわたしを見たのに信じません。 37 父がわたしに与えてくださる者はみな、わたしのもとに来ます。そして、わたしのもとに来る者を、わたしは決して外に追い出したりはしません。 38 わたしが天から下って来たのは、自分の思いを行うためではなく、わたしを遣わされた方のみこころを行うためです。 39 わたしを遣わされた方のみこころは、わたしに与えてくださったすべての者を、わたしが一人も失うことなく、終わりの日によみがえらせることです。 40 わたしの父のみこころは、子を見て信じる者がみな永遠のいのちを持ち、わたしがその人を終わりの日によみがえらせることなのです。」 出典『聖書 新改訳2017』©2017
新日本聖書刊行会
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