村上正道 師(当教会牧師)
聖書の語る空(くう)の意味を見ながら、そのような空(くう)なる人生からどうすれば変えられるのかを語ります。
【旧約聖書】伝道者の書 1章1~2節
1 エルサレムの王、ダビデの子、伝道者のことば。
2 空の空。伝道者は言う。空の空。すべては空。
説教の中で参照した聖句
(ヨブ記 7章7節)心に留めてください。私のいのちが息にすぎないことを。私の目は、再び幸いを見ることはありません。
(ヨブ記 9章29節)私はきっと、悪しき者とされるでしょう。なぜ私は、空しく労するのでしょうか。
(伝道者の書 1章14節)私は、日の下で行われるすべてのわざを見たが、見よ、すべては空しく、風を追うようなものだ。
(伝道者の書 2章11節)しかし、私は自分が手がけたあらゆる事業と、そのために骨折った労苦を振り返った。見よ。すべては空しく、風を追うようなものだ。日の下には何一つ益になるものはない。
(伝道者の書 2章1節)私は心の中で言った。「さあ、快楽を味わってみるがよい。楽しんでみるがよい。」しかし、これもまた、なんと空しいことか。
(伝道者の書 11章10節)あなたの心から苛立ちを除け。あなたのからだから痛みを取り去れ。若さも青春も空しいからだ。
(伝道者の書 3章19節)なぜなら、人の子の結末と獣の結末は同じ結末だからだ。これも死ねば、あれも死に、両方とも同じ息を持つ。それでは、人は獣にまさっているのか。まさってはいない。すべては空しいからだ。
(伝道者の書 2章15~16節)私は心の中で言った。「私も愚かな者と同じ結末に行き着くのなら、なぜ、私は並外れて知恵ある者であったのか。」私は心の中で言った。「これもまた空しい」と。
事実、知恵のある者も愚かな者も、いつまでも記憶されることはない。日がたつと、一切は忘れられてしまう。なぜ、知恵のある者は愚かな者とともに死ぬのか。
(伝道者の書 1章3節)日の下でどんなに労苦しても、それが人に何の益になるだろうか。
(ローマ人への手紙6章23節)罪の報酬は死です。しかし神の賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。
出典『聖書 新改訳2017』©️2017新日本聖書刊行会